クラシックの森:ショパン大好き

都内在住のグラフィック&WEBデザイナーです。クラシック関連CDや漫画のレビュー等を交えながら、クラシック音楽の魅力を楽しく伝えていけたらいいなと思ってます。

調性の持つ不思議な力

おはようございます、グラフィッカー☆JUNです。(^-^)/

実は、午前中の投稿は今回が初めてなんです。
普段は記事を書き始めて文章としてきちんとカタチにするまで、最低でも大体2~3時間はかかりますので、最終的な投稿は夕方とか夜になってしまいます。
早めに取り掛かかったので、ちょっと時間を得した気分です! もう一本書けそうだなぁ…←あ、いやっ、やめておきます。(笑)

さて、今回のテーマは、自分が日ごろから好んで聴く曲には共通点があった! ということが判明したので、それについて書いてみたいと思います。
ズバリこの記事のタイトルがヒントではありますが、先に答えを言っちゃいます。

ボク好みの曲たちが持つ『調性(キー)』が非常に偏っている。
ということに最近気付いたのです。

…と、本題のまえに、まず『調性とはなんぞや?』を簡単に説明しないとダメですね。
これは…上手く説明できるかどうか…ハードルが高すぎてあまり自信がありませんが。(^^;;

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調性(キー)は曲の『性格』を表したもの

あなたは、音楽についてお友達と話をしているとき、あの曲はAマイナーだの、この曲はCメジャーだの、そういう言葉を聞いたことありませんか?
バンドマンのお友達とかがいれば、しょっちゅう耳に入ってる可能性が高いですね。
はい、それが調性です。って、分かんないですよね。そりゃそうだ…

ザックリ言うと、その曲の持つ印象が『明るい? or 暗い?』ということと『主音はどの音なのか?』で曲の調性(性格)が決まると考えてもらって構いません。

では、たぶんほとんどの人が知っていると思われる、
AKB48の 恋するフォーチュンクッキー を例に挙げて話を進めてみます。

Q1. 曲調は明るいですか? 暗いですか?
A1. 一遍の曇りもない、めちゃめちゃ明るい曲です

Q2. 主音はどの音ですか?
A2. 思いっきりレです。最初の音もレだし、最後の音もレで終わります。



なので、この曲の調性(キー)はDメジャーです。
※ドレミファソラシ=C D E F G A B で表記します。

とまぁ、分かりやすい曲で説明すると調性ってこんな感じです…うわぁ~。(^^;
いや、本当はこんなに単純なお話ではないのですけどね…スミマセン。

でも、これ以上突っ込んだ話をしていくと、本が一冊出来上がってしまいそうなので、興味がある方はネットや書籍でいろいろ調べてみてくださいね♪
非常に規則的で数学的なので、理数系が得意な人であれば意外とすんなりその仕組みが理解できると思いますよ。

参考までに、初心者に分かりやすい調性の本をご紹介しておきますね。
専門用語で埋め尽くされている『楽典』のような難しいもので勉強したい方には向いてませんが…

1冊でわかるポケット教養シリーズ 吉松 隆の 調性で読み解くクラシック

1冊でわかるポケット教養シリーズ 吉松 隆の 調性で読み解くクラシック

 

ドレミがわかる人であれば十分理解できるレベルまで、かみ砕いて説明してくれています。また、巻末にある全調の解説だけでも十分面白いですよ♪

 

ボクが自然に反応してしまう調性について

なぜか、好きな曲の調性を調べてみると、30%近くが嬰ハ短調と変二長調に偏ってました!


嬰ハ短調
ショパン:幻想即興曲、ワルツ第7番、ノクターン第7番
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
ベートーベン:ピアノソナタ第14番≪月光≫
郷ひろみゴールドフィンガー '99 ←ちょいちょいこういうの入れます(笑)

変ニ長調
ショパンノクターン第8番、プレリュード第15番≪雨だれ≫
リスト:ため息
ドビュッシー:月の光

比較的有名なピアノ曲だけを挙げてみてもこんな感じです。
そして、どちらの調も黒鍵が多く、人間の指のカタチになじみやすい調のようです。
交響曲であれば、マーラーの第5番やプロコフィエフの第7番がかかるとハッと注意が向いてしまうので、なぜ脳が自然と反応するのか非常に不思議な感じがします。

以上は、あくまでもボクのケースですので、あなたがビビッとくるのは違う調かもしれません。
あなたが好きな曲たちはどういう調性で書かれているのか、一度自分の傾向を調べてみるときっと面白い発見があると思いますよ。(^-^)/

 

それではまた!(^-^)/~~~