手の大きさとか、指の長さとか。
こんばんは、グラフィッカー☆JUNです。(^-^)/
Twitterにてフォロワーさんがふと「手が大きくて羨ましいです」とコメ入れてくれて、以前、偉大なピアニストの手の比較画像を保存していたのを思い出したので、ちょっと貼り付けてみますね。
話のネタを提供してくださり、ありがとうございます♪
ちなみに、男の手としてはボクの手は標準サイズだと思います。
▲これ…リストとラフマニノフは破格の大きさですねΣ(゚д゚;)
この画像の右半分を見ると、ダニエル・バレンボイムとラフマニノフの比較があります。
バレンボイムは指を目いっぱい広げて9thしか届かないのに対し、ラフマニノフは13th!
ちなみに、ボクがやってみたらバレンボイムと同じ9thでした。いや~~、13thとか人間サイズじゃないでしょ~…(笑)
ショパンだって、ギリギリ10th掴める程度の大きさだったらしいですしね。
スクリャービンは、結構手が小さいのですね。
女性にしては、マイラ・ヘスが9thと大健闘しています。
そして、ランランって意外と手が大きいんですね。すごく柔らかい手をしているとは聞いてましたが、これにはびっくりしました。
さてさて、あなたはどのくらい届きますか?
身近に鍵盤楽器がある人は是非やってみてください。
手が大きいからといって、ピアノ演奏に有利なの?
もちろん、それだけでピアノに有利とはいえないと、ボクは思います。
現に、彼らより遥かに小さい手しか持っていない女性や、才能ある子供たちがリストやラフマニノフの曲を華麗に弾きこなすのですから不思議な話だと思いませんか?
手首の柔軟さ、しなやかな腕の筋肉や上手な肘の使い方、等々…ピアノを弾くには、たくさんの条件が必要です。もちろん、これらに手の大きさが加わるともっと良くなるのでしょうけど、大きな手ありきではないのです。
運指にしてもそうです。
指遣い(指番号)の指定は、楽譜の出版元によって変わってくるケースもありますし、エチュード(練習曲)系や多くのドビュッシーの曲など、作曲者本人が指番号を指定していない限り、片手で届かなかったら両方の手でカバーし合うことも可能です。
そういった工夫と努力を重ねていけば、十分に難曲も演奏可能になっていくのでしょう。
天才少女 小林愛美さん
ここで、その良い例を挙げてみますね。
3歳からピアノを始め、7歳でオーケストラと共演、9歳でカーネギーホールでコンサートを開いた神童、小林愛美さんです。
Aimi Kobayashi plays Chopin Etude op.25-#2 F-minor
▲こんな小さな子供が…こんなに立派な演奏をするなんて。(^^;;
いやぁ…才能ってこういうことなんですね。ちなみにこれは9歳のときみたいです。
もう、手首の使い方や感情の乗せ方とか、小さな子供とは思えない立派なプロフェッショナリズムを感じますよね。
ボクがピアノを始めて最初にショパンの≪幻想即興曲≫に取り組んだ理由は、偶然彼女が弾いてる映像をみて「あっ、これって子供でも弾ける曲なんだ?」という果てしない勘違いをしたからです。(恥)
意地で練習して、なんとかその曲だと分かるくらいまで弾けるようにはなりましたが、とんだアホンダラですね。
そして、彼女は現在21歳。日本を代表する、押しも押されぬ女流ピアニストへと成長しました。
- アーティスト: 小林愛実,シューマン,ベートーヴェン
- 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
- 発売日: 2011/03/09
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▲早く新譜を出してくれないかなぁ…と、オッさんは首を長くして待っております。
こうやって物理的な問題のみに焦点を当て、手が小さい人たちが優雅にショパンやリストやラフマニノフといったヴィルトゥオジティ溢れる難曲を弾きこなす姿を見ていると、なんとなくですが希望が湧いてきませんか?(ピアノを弾いている人)
もちろん、小さな頃から然るべき教育を受け、基礎を積み上げた彼らの努力と修練の賜物であることは言うまでもありませんが。
幸い、ボクはショパンやリストの曲であれば、部分練習も反復練習も何十時間でもやれます。
自分が難曲を弾きこなす姿をイメージして、猛練習して、でもやっぱりイメージ通りには行かず、それでもイメージして…の繰り返しです。
「気長にやってれば、いつか弾けるようになるさ!」と、飽きもせず楽しみながら練習できる才能があれば、趣味としては十分他人に誇れますよね。←と自分に気休めを言ってみる。(^^;;
最近、いろいろと忙しくて、スタジオを借りてグランドピアノを弾くどころか、自宅の電子ピアノですら全く練習していません。
そろそろ鍵盤に指を這わせておかないと本格的に錆びちゃいますので、ちょっと今からヘッドホンでもして練習しましょうかね。
それではまた!(^-^)/~~~