クラシックの森:ショパン大好き

都内在住のグラフィック&WEBデザイナーです。クラシック関連CDや漫画のレビュー等を交えながら、クラシック音楽の魅力を楽しく伝えていけたらいいなと思ってます。

ピアニストの系譜、調べてみました。

こんばんは、グラフィッカー☆JUNです。(^-^)/

我が息子は、只今『魔の3週目』に絶賛突入中!
普通、新生児ってお腹が減ったりオムツが汚れて気持ち悪かったりで、2~3時間置きに泣くのは当たり前の話なのですが、この『魔の3週目』っていうのはさらに輪をかけて大変になってきます。
とにかく、もう暇さえあれば昼夜問わずギャン泣きしてぐずるのです。

その原因を、ネットでいろいろと調べてみたところ、簡単に言うとこういうことです。
どうやら、ママのお腹の中と外の世界の環境の違いにだんだんと気付き始め、そのギャップに戸惑ってくるらしいのです。

自我とまではいかずとも、段々となにかが芽生えてきてるのかな?? だとすれば、成長しているということなので喜ばしいことではありますが…
とにかく、もう1~2週目のように、抱っこして軽くあやす程度ではギャン泣きは止まりません。(^^;;

ここで、ママは「どうして泣き止んでくれないの?」と、日々の寝不足からストレスも溜まり、最悪旦那さんとの喧嘩も絶えなくなってきて、≪産後クライシス≫なんてことになる可能性も。
なので、赤ちゃんはもちろんのこと、ママのフォローも今まで以上にしっかりやらなければ!<(*`д´)b

新米パパもまだまだ修行中。身を粉にして頑張りますよ~!
ということで、今日もはりきって本題に行ってみましょう~!(^-^)

 

歴史的な作曲家やピアニストたちにも先生はいるのか?

フッとそんなことを思い立って、いろいろ調べてみることにしました。
みんな先生がいるんです、それが!…って当たり前ですよね。(笑)
それこそ、バッハやモーツァルトやベートーベン、ショパンにだって。
その先生の中には、有名な作曲家やピアニストもいましたが、有名ではないけれど有能な一指導者だったり、父親や母親だったりすることも珍しくありません。

例えば、ベートーベンの先生は、かのヨーゼフ・ハイドン交響曲の父とも呼ばれ、小学校の音楽室には必ず肖像画が飾られている大作曲家。

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また、モーツァルトの指導者は、父であるレオポルト・モーツァルト以外にはいなかった様です。

ショパンに至っては、何人かの優れた指導者についたものの、瞬く間に師を超えてしまうため、どちらかといえば成長を見守られていたという感じだったみたいですね。

その後、有名になった彼らも弟子を取り、数々の名演奏家を世に送り出していき、その弟子たちもまた後継者を育てていきました。
そして今、まだその途中ではありますが、彼らの教えは脈々と受け継がれ、素晴らしい音楽家たちがたくさん存在しているんですね。

あなたが好きなアーティスト(ピアノだけでなくヴァイオリンやチェロなど…)も、彼らの教えを継承されているひとりかも知れませんよ。

 

若手天才ピアニスト、ラン・ラン

今や、世界的スーパースターである中国人クラシックピアニスト、ラン・ラン郎朗は、まだ34歳!
彼はいつも世界のどこかでピアノを弾いています。超売れっ子とはまさに彼のことですね。長いクラシックの歴史を見ても、ピアニストとして稀にみる破格の成功だといえます。
賛否両論ありますが、ボクは彼のピアノは大好きです。過去2回(サントリーホールとみなとみらいホール)聴きにいきましたが、音もすごく美しかったですよ。

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そのラン・ランも、幼い頃に手ほどきを受けたのは父親でした。
彼の自伝を読んだことがありますが、見ようによってはとんでもない自分勝手な父親ですね。(笑)
もちろん、そこには親子ならではの愛が存在するのでしょうけど、本を読む限りでは彼の父親にはメチャクチャな印象しか受けませんでした。

さて、その話は置いといて…
ラン・ランは父の英才教育により、5歳で中国の大きなコンクールで優勝。
その後も国内で研鑽を積み、13歳で日本・仙台での≪若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール≫で優勝
15歳で渡米し、カーティス音楽院に入学。
そこで出逢ったのがゲーリー・グラフマンという、ホフマンホロヴィッツゼルキンを師に持つ超一流のピアニスト。
この出逢いは彼にとって素晴らしいものでした。これでラン・ランは超一流のサラブレッド系譜に乗ることになったのです。(もちろんズバ抜けた才能があったからこそですが。)

ラン・ランが師事した超一流のピアニストは、他にもダニエル・バレンボイムがいます。
この系譜もすごいんですよ!
バレンボイムの先生は、エドウィン・フィッシャー、その先生はマルティン・クラウゼ、その先生はフランツ・リスト、その先生はカール・ツェルニー、その先生はルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーベン
ビッグネームのオンパレードで、大量の鼻血が噴き出して死にそうになります。(ノ゚▽゚)ノ☆
なので、ハイドンから受け継がれた系譜にも乗っていることになりますね。これはすごい!

 

他にも現代のピアニストの系譜を調べてみると…

同じベートーベン~ツェルニーの系譜でも、ネズミ講のような末広がりになってますので、とんでもない数のピアニストがいるようですね。(^^;;

ツェルニーの弟子としては大きくリストレシェティツキに分かれていますが、以降どちらからも万遍なくビッグネームが世に出ているところに興味がそそられます。

リストの系譜として
ラフマニノフバックハウスルービンシュタイン、アラウ、ブレンデル小山実稚恵、若林顕…

レシェティツキの系譜として
パデレフスキ、シュナーベルスクリャービンプロコフィエフ、室井麻耶子、中村紘子

※以上順不同。また直系に限りません。

一人の師からどんどん派生していってますが、偉大な先人の魂が脈々と受け継がれて、現代にも当時の音楽がそのまま息づいているような気がしてなりません。
こういう風に、ピアニストについていろんなことを調べて新たな知識が増えると、いつものCDで聴きなれた演奏も、また違った音に聴こえてくるかもしれませんね。

今夜は、バーボンでも飲みながら改めてランランの演奏を観ようと思います。

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もちろんボクは全部持ってますが、どれもみな素晴らしいです!
そして彼のパフォーマンスはとても楽しい。その証拠に、観客がみんな笑顔なんですよ♪

それではまた!(^-^)/~~~