魅惑のピアノ女子
こんにちは、グラフィッカー☆JUNです。(^-^)/
世の中には≪ピアノ男子≫に萌える女子が大勢いらっしゃるようですが、いくら多少ピアノが弾けるからといって、男性諸君は決して「モテルかも!」などという淡い期待を抱いてはいけません。
なぜなら、その陰には『イケメンに限る』という、千秋(真一)様に匹敵するくらいの厳しい必須条件が存在しているからです。O(≧▽≦)O
まぁ、でも≪ピアノ男子≫とかいう属性が、女子の皆様の誇大妄想(当社比30%増量)を煽り、脳内を支配する状況っていうのは、立場を逆にすると男性にも当てはまります。
世の男性たちも≪ピアノ女子≫と聞くと、甘い生クリーム級の妄想を抱き、ありったけのアドレナリンがドクドクと分泌されるのですよ。
当然、その妄想中のピアノ女子の姿は絶対的美女です。そしてお花畑のようないい香りがします。妄想バンザイです。日本は今日も平和です。
都議会選での自民党歴史的大敗なんか全く気になりません。(笑)
さてそういうワケで、今回は、世界を舞台に活躍する若手女流ピアニストをご紹介します♪
ちょっと…最近出てきた超絶若いピアニストには疎いというのもありますので(笑)30才前後に絞られることをお許しくださいませ。m(*- -*)m
才能と美を兼ね備えた高嶺の花たち
『天は二物を与えず』などという言葉は、この時代に使うのはもはやナンセンスです。
やはり神様は不公平なのです!! (-_-#
でも、その不公平さ故、彼女たちの存在そのものが神格化され、ボク等の心に潤いを与えてくれます。
これは音楽に限らず、芸術・娯楽の分野全般に共通することで、もしかすると宗教や偶像崇拝に限りなく近いかも知れませんね。
ユジャ・ワン(王羽佳)
ボクが真っ先に名前を挙げたいのが、中国が誇るサイボーグ(笑)=ユジャ・ワンです。
1987年中国・北京生まれ。まだ30才なのですからこれまで刻んできた数々の経歴は賞賛に値します。
幼少期は北京で音楽教育を受けますが、14歳でカナダへ語学留学、その後はアメリカのカーティス音楽院で研鑽を積み世に出ます。
そのカーティス音楽院では、奇しくも同じ中国出身のサイボーグ(笑)=ラン・ランと同じゲイリー・グラフマンに師事しています。
腰下まであろうかという大胆なスリット、10cmを軽く超える高いヒール。
彼女のド派手なステージ衣装はクラシック業界の常識を見事にひっくり返しました。
そして超絶技巧演奏中の半開きで潤いのある唇が素晴らしくセクシーで、それも世の男性を魅了するひとつの理由となっています。
その圧巻のテクニックと多彩で豊かな表現力、そしてメディア露出度まで総合して判断すると、間違いなく若手No.1の女流ピアニストではないでしょうか。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番/プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番
- アーティスト: ワン(ユジャ),ラフマニノフ,プロコフィエフ,ドゥダメル(グスターボ),シモン・ボリバル交響楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2013/12/04
- メディア: CD
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▲もう…スゴイです。ユジャが得意とするこの2曲の協奏曲。これはライブ盤ですが、Blu-rayがあれば是非購入してゆっくり鑑賞してみたいです!
カティア・ブニアティシヴィリ
黒海に面した西アジアに位置する国、ジョージア出身。
彼女もユジャと同じく1987年生まれの30才。そして、ド派手な衣装を纏い、超絶技巧を惜しみなく披露してくれるピアニストです。そういう時代なのかな?(^^;
実は、ボクはつい最近知ったピアニストですが、いろいろ調べてみると素晴らしく人気のあるピアニストでした。なんだか、時代に取り残された感じですね…いや、お恥ずかしい。
どうやら、総じて『気性の荒い、速くて激しい演奏スタイル』と評されているようですが、その美しい見た目とギャップがあってちょっと興味が湧いてきます。
そして、日本でも相当インパクトのあるデビューを飾ったそうです。
なんと、シューマンのピアノ協奏曲(N響)を目にもとまらぬスピードで弾いた上、しかも数小節をすっ飛ばしたのだとか!
独奏曲ならまだしも、協奏曲ですからね…観衆からも苦情の声が上がっていたそうです。( ̄▽ ̄;)w
その時の指揮者のパーヴォ・ヤルヴィのお陰でストップすることなく演奏を終えたようですが、ヨーロッパでは完全に止まっちゃったことがある前科者みたいです。
しかし、それだけスキャンダラスでアクの強い個性を持っているにも関わらず、年々評価が高まるということは、きっと破格の才能に満ち溢れたアーティストなのでしょうね。
▲これはまだ23才と若い頃の録音。激しい彼女の超絶技巧で破綻なしの演奏を生で聴いてみたいです♪
アリス=紗良・オット
1987年ドイツ・ミュンヘン生まれ。
日本人好みの可愛らしい顔立ちに、細身でスラリと伸びた長い手足。まるでファッション界の一流モデルさんのようなルックスの持ち主です。
ヨーロッパ圏を中心に、幼い頃から多数のピアノコンクールに出場し、軒並み優勝をさらう神童ぶり。
その華奢(に見えるだけ?)な身体から想像がつかないほど彼女の打鍵には力強さが感じられ、どこまでも遠くまで伸びていく音が特徴ではないかと思います。きっと体幹がしっかりしているのでしょうね。
そして、良くも悪くもその演奏スタイルは革新的。普通には弾いてくれません。
※演奏スタイルも顔立ちも異なりますが、妹のモナ=飛鳥・オットさんも国際的ピアニストです。
- アーティスト: アリス=紗良・オット
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 2009/10/14
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▲このショパン・ワルツ…う~ん、正統派とは言い難い演奏なので、好き嫌いは確実に割れますね。
ユリアンナ・アヴデーエワ
1985年モスクワ生まれの32才。
…あっ、偶然にも今日お誕生日なんですね! おめでとうございます♪ヽ(^◇^*)/
二重瞼の大きな瞳がとても印象的で、聡明な女性であることを感じさせてくれます。
彼女の経歴上一番フューチャーすべきは、2010年第16回ショパン国際ピアノコンクールにて、あのマルタ・アルゲリッチの優勝(1965年)以来、史上2人目の女性優勝者であるということでしょう。
その後の彼女は、派手ではないものの一歩一歩着実に前進しているようです。
多くの女性ピアニストたちは、色鮮やかなドレスに身を纏いステージに登場するのですが、彼女がなんとも凛々しいパンツスーツ姿で壇上にあがると、背筋がビッと伸びるような気持ちにさせてくれます。
※彼女がパンツスーツ以外の衣装でステージに上がることあるんでしょうか?
彼女のショパン演奏は、ややもすると奔放さが見受けられますが、その個性的ともいえるテンポ・ルバートは一聴の価値があるとボクは思います。
しかし一方で、テクニックは十分なのに演奏にムラがあって、特に彼女のバッハはストイックが行き過ぎてリズム感も躍動感もない無味乾燥な演奏をしてみたり、あるときはデュナーミク(音量の強弱表現)が行き過ぎたり…
つかみどころがないライブ演奏もスリリングではありますが、プロとしてバッハで破綻していては身も蓋もありません。
明確なアナリーゼこそが彼女の今後の課題でしょうか?
- アーティスト: ユリアンナ・アヴデーエワ,ショパン,シューベルト,プロコフィエフ,ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)
- 出版社/メーカー: Mirare France / King International
- 発売日: 2014/10/20
- メディア: CD
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▲どの時代の音楽もソツなくこなすアヴデーエワではありますが、このプロコフィエフはいいです! 同じロシア出身の作曲家だから(?)一際思い入れが強く感じられる演奏です。
できれば、これから将来性のある日本の女性ピアニストもたくさん聴いて、みなさんにご紹介したいとは思うのですが、どうしても優先的に聴きにいくのは世界的なピアニストに偏ってしまうのです。
彼らはなかなか来日する頻度も低く、しかも高齢者が多いために機会を逃すともう聴けなくなる可能性が高いので…(^^;; そしてチケットのお値段も当然お高く、懐が寒くなっちゃうのですよ。(切実)
う~~ん、つもり貯金でも始めようかなぁ…(-"-;A
それではまた!(^-^)/~~~