クラシックの森:ショパン大好き

都内在住のグラフィック&WEBデザイナーです。クラシック関連CDや漫画のレビュー等を交えながら、クラシック音楽の魅力を楽しく伝えていけたらいいなと思ってます。

東京藝大の本:読んでみたら本当にカオス

こんばんは、グラフィッカー☆JUNです。(^-^)/

最近の前置きでだんだんと定番化している息子情報(笑)ですが、本日、出生届を区役所へ提出してまいりました。
健康保険証や医療費助成などの証書を発行してもらうと、息子が晴れて区民となった嬉しさや、自分が父親になった自覚がじわじわと湧いてきて、パワーが漲ってきます!

そして、沐浴も少しだけ手際がよくなってきました。
一カ月もすれば大人と一緒の湯船に浸かれるみたいなので、それを楽しみにながら、しばらくは沐浴マスター目指して頑張りたいと思います。(∇≦d)

さて、今回はあの東京大学を遥かに上回る競争率を誇る、東京藝術大学(の学生)についてです。
ボクも、この大学に纏わるたくさんの謎についてはその事実すら知らなかったので、読了後に軽くショックを覚えた本をご紹介します。(笑)

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本とともに宣伝用のPOPまで送られてきたんですけど…(笑)

東京藝術大学は、藝術という名前がついているくらいですから、藝術を学ぶところです。って、なんじゃその説明は…(笑)

分かりやすくいえば、絵とか彫刻とか音楽とかですね。←美校音校と呼ばれます。
美校では、学部によってはなんと20倍近くの競争率。
日本一とされる東京大学よりも遥かに競争率が高い、超難関の国立芸術大学です。

ボクを含む大半の普通の人がイメージするのは、音楽だったらピアノ専攻とかヴァイオリン専攻…etc。美術だったら油絵とか水彩画とかではないでしょうか?
そして、プロとして食べていくために、さぞかし専門分野に時間を割いて練習や創作活動をしているのだろうなぁ…と思ったら、東京藝大では実際にはそこまで専攻分野のみに固執していない人もたくさんいるみたいです。

例えば、口笛とか(!?)
これ初めて知ったのですが、国際口笛大会なるものがあり、その優勝者が在籍しているのです。
口笛で藝大入学とか、この時点でかっこよすぎません!?
そして天才の集まりである藝大生を以てして「奴は天才」と言わしめるレベルらしいです。
本人は、さらりと「それで食っていけるとは思ってない」と取材に答えてるのですが、それでも真剣に口笛をクラシックに取り入れる研究に励んでいるとのこと。
いやぁ~~、もうこれだけでもカオス。胸が高鳴ります!(^▽^)/←これこそ変態♪

 

天才で変態!! 東京藝術大学の学生たち

最初に断っておきます。これは、最大級の褒め言葉です!

世の中の歴史的な偉人、天才と呼ばれた学者や芸術家たちは、変わった人が多いと思いませんか? 相対性理論で有名なアインシュタインしかり、奇抜な発想で大失敗と大成功の繰り返しだった発明王エジソンしかりです。
35年という短い人生で700を超える曲を残したスカトロジー狂モーツァルトなんて、もう真性のド変態といっても過言ではないでしょう。

ちょっとした豆知識ですが、アインシュタインは6歳からヴァイオリンを弾き始めてから死ぬまでずっと、モーツァルトの大ファンだったらしいですよ。
変態は変態のみにしか理解できないってことですかね?(笑)

どこからが天才とか秀才とかは、線が引いてあって目に見えるものではないですが、やはり東京藝術大学のキャンパスとその外の境目にはキッチリ線引きしてあるような気がします。

先に紹介した本を読み進めていくと、音校よりも美校の方が数段カオス度が高いですね。爆笑しちゃうくらい自分の道をとことん極めちゃってます。
そこは、どうぞこの本をぜひ読んでお楽しみ頂くとして…とりあえず音校の方で、器楽科のピアノ専攻の生徒さんにほんの少しだけ触れてみましょう。

 

三重野奈緒さんというピアニスト

2015年第17回ショパン国際ピアノコンクールに出場し、残念ながら第一次予選で姿を消したピアニスト、三重野奈緒さんも東京藝大の学生さんです。

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一次敗退とはいえ、彼女の演奏をYouTubeで観たのですが、すごいですよ~。
緊張で今にも崩れそうな悲痛の表情でピアノに向かうのですが、一度弾きだした途端、吹き出しちゃうくらいのヴィルトゥオーゾ全開!
かなりのド変態っぷりを見せつけてくれました。いや、ふざけてるのではなく、彼女の演奏にほんとに感心しているのです。

そして、出てきたときの表情とは正反対に、最後は満面の笑みでお辞儀をし、幸せお嬢様オーラを全身から放ちながらステージを降りていきました。
不覚にもちょっと惚れちゃいまして…(笑)調べたところ、彼女は兵庫県宝塚市出身でした。う~ん、やっぱりセレブだな~。

本の中で、彼女は「目が見えなくなっても問題なくピアノは弾ける」と断言しています。すべての鍵盤を指が覚えていると。そして、楽譜も読めなくなってしまうことに関しても「耳があるから聴いた通りの音を再現できる」とも言ってます。
いやぁ、本当にすごいですね…ますます変態です。

また、彼女が師事している有森博さんは、1990年第12回大会で第三次予選まで進んだピアニストで、やはり藝大出身。そして、そのショパコンでは黄色のセットアップでステージに上がって個性的な演奏で拍手喝采を浴びた変態です。←しつこいようですが、褒め言葉ですよ。

藝大に行かれてる人で「いや、みんな普通の生徒ばかりだよ?」と発言する人は間違いなく相当なド変態です。見聞を広げる意味でも、そういう人とはお友達になりましょう。
いや、むしろボクにご紹介ください!(笑)

芸術について語り合いながら、朝まで飲み明かしたいです。


なんだか、今回はかなりふざけたような投稿になってしまいましたが、ボクはいたって大真面目です。
それではまた!(^-^)/~~~ 

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

 

こういう人たちも世の中にいるんだなぁと思うと楽しくなってきます。
興味があれば、是非読んでみてください。本当に面白いですよ♪