クラシックの森:ショパン大好き

都内在住のグラフィック&WEBデザイナーです。クラシック関連CDや漫画のレビュー等を交えながら、クラシック音楽の魅力を楽しく伝えていけたらいいなと思ってます。

たまにはショパン以外のクラシック音楽でも…

おはようございます、グラフィッカー☆JUNです。(^-^)/

昨日は、近所の小学校の運動会でした。←だからなんなの?(笑)
実は、小学校の校庭の砂塵で困っております。←知らんがな…(--;;

と、ひとりツッコミやってみましたが、結構頭抱えてるんですよねぇ。
自宅は、校庭からだと風下エリアにあるので、普段から窓を長時間開けっ放しにしておくと、フローリングが砂塵によってうっすらとコーティングされちゃうという…
もう、ザラザラですよ。処置なしです。
窓際に飾ってあるミッキーとミニーのぬいぐるみがドブネズミになってしまうレベルですよ。

まぁ、文句言ったところで仕方のないことなんで、何らかの対策を講じるしかないんですけどね。
窓に取り付ける砂塵用フィルターとかあるのかなぁ? あとでちょっと調べてみよ~っと。

さてさて、いつもショパンとピアノを中心とした記事ばかりなので、たまには他の作曲家や器楽曲についても触れてみようと思います。

 

J.S.Bach(ヨハン・セバスティアン・バッハ

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ボクがショパンの次に好きな作曲家は、ヨハン・セバスティアン・バッハ
科学的にも、バッハの曲は集中力が増して勉強や仕事の能率が上がるということが実証されていて、作業中にBGMとして流しておくといいみたいですよ。

個人的には、平均律クラヴィーア曲集や、ゴルドベルク変奏曲が好みではあるんですが、バッハ作品の中ではむしろピアノよりもヴァイオリンの曲の方が聴き入っちゃいますね。
大学時代からの愛聴盤は、鬼才と言われるヴァイオリニスト

ギドン・クレーメル≪ヴァイオリン協奏曲≫です。

といっても、ヴァイオリン協奏曲第一番&第二番ではなく、2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調の方をヘビロテでかけてました。

とにかく、他の模範演奏者に比べてテンポが圧倒的に速く、明瞭で活気のあるゴージャス感満載の演奏を聴かせてくれます。
初めてクレーメルのCDを聴いたとき「こんなバッハがあっていいの!?」ってくらい結構な衝撃を受けたことを記憶しています。
異端児と謳われたドイツ出身の貴族チェリストニコラウス・アーノンクールを遥かに超える前衛的な演奏でした。 

 

バッハ:ヴァイオリン協奏曲集

バッハ:ヴァイオリン協奏曲集

 

毎朝、大学の講義へ向かう前に≪2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調≫を大音量で流して準備してました。なつかしい…

その他のヴァイオリンの曲では、無伴奏ヴァイオリンソナタパルティータが有名ですね。
特にパルティータ第2番の終曲であるシャコンヌは、バッハを代表する押しも押されぬ名曲で、後にヨハネブラームスブゾーニがピアノ用に編曲しています。
また、ナルシソ・イエペスという超一流クラシックギタリストがギター用に編曲したものもあって、それは「えっ…これほんとに一人で弾いてるの!?」ってくらいの編曲でした。

無伴奏チェロ組曲もまた素晴らしい曲集です。
第1番ト長調前奏曲が一番有名ですが、チェロという人間の声に最も近いといわれる弦楽器が奏でる温かく優雅な旋律は、万人の心を落ち着かせてくれる不思議な力があります。
静かな夜に、お酒とともにチェロ鑑賞などいかがですか? □o(▽ ̄ *)

 

バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲

バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲

 

ボクがオススメするチェリストミッシャ・マイスキー。見た目、ほぼラモス瑠偉です。
マルタ・アルゲリッチと親睦な付き合いがあり、数多くの音源を残してます。

生涯に渡り膨大な作品を生み出したバッハのすべてを書くには、ボクの知識など取るに足らないほど貧相なものなので、もっと時間をかけて勉強してからアウトプットしたいと思います。
でもボクの知る限りでは、天才バッハの作品に『駄作』というものがただのひとつも見当たらないということだけは自信を持って書かせて頂きます。

 

L.V.Beethoven(ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーベン)

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ボクが三番目に好きな作曲家は、難聴を患いながらも数々の傑作を世に送り続けた史上最高レベルの天才作曲家、ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーベンです。
ヨーゼフ・ハイドンを師に持つベートーベンは、ピアノの即興演奏のスペシャリスト。名だたる名演奏家の中でもズバ抜けたヴィルトゥオーゾでした。
クラシックの知識が全く無いあなたでも、ベートーベンの名前や有名な曲はきっと知っているはずです。(^-^)

オススメは、これまたアヴァンギャルドなピアニスト、フリードリヒ・グルダのピアノ・ソナタ全集。
彼も非常にチャレンジ精神が旺盛な性格だったようで、クラシックピアニストからジャズピアニストに転向しようとして周囲に猛反対されて断念したというエピソードが残ってます。←どんだけヤンチャなんだ…(^^;;

先述のギドン・クレーメルもそうなのですが、自己主張の強い演奏家って相対的に曲のテンポがすこぶる速いんですよね。(笑)
それだけ腕が立つということなのでしょうけど、このグルダのベートーベンも非常に軽快なテンポで演奏されてますので、全32曲丸一日かけてても新鮮で飽きることがありません。

また、このグルダマルタ・アルゲリッチのお師匠さんでもありまして、「なるほど、彼女のあの情熱的な演奏スタイルはグルダから引き継いだものなのか!」(?)と変に納得させられるほどのヴィルトゥオーゾです。

 

これ聴いちゃったら、その辺のヌルいピアニストなんて聴けなくなりますのでご注意ください。

ボクが、ベートーベンの最も偉大だと思うところは、それまでの『王侯貴族だけの音楽』を『一般市民が楽しめる芸術音楽』として定着させたことです。
ということは、彼はどこぞの貴族のお抱え宮廷作曲家ではないということになります。
要するに、音楽家というものを職業として確立させた最初の人物こそがベートーベンなのです。w(゚o゚)これはスゴイ!

古典派~ロマン派へと偏移していった時代に生きたベートーベン。しかし、ある意味この時代の偏移の仕掛け人こそベートーベンだったのではないかと感じます。

そして、ベートーベンがクラシック界に残した最大の遺産は、壮大なスケールで書かれた計9曲から成る交響曲でしょう。

・生涯尊敬していたナポレオンを讃える 第3番『英雄』
・主題を知らない人を探す方が難しい 第5番『運命』
・穏やかな田舎での生活を描いた 第6番『田園』
・のだめのOPとしても使われた人気が高い曲 第7番
・第4楽章が歓喜の歌として名高い 第9番『合唱付き』

 

当時、初演が失敗に終ったものもいくつかありますが、あくまでもそれは興業的なものであり、作品そのものの失敗ではありません。
その証拠にこれらの作品は、後のロマン派の大作曲家たちに多大なる影響を与えたとして、今もなお交響曲の頂点に君臨し続けています。

 

ベートーヴェン:交響曲第7番、第8番

ベートーヴェン:交響曲第7番、第8番

 

このクラウディオ・アバド×ベルリン・フィルハーモニーの第7番は、外連味(けれんみ)のない正統派な演奏として超絶オススメです。

ショパンは、ピアノの詩人と呼ばれている通り、ほぼすべての曲はピアノ独奏曲か協奏曲が占めています。
これに対して、バッハやベートーベンは鍵盤楽器のみならず、弦楽器や金管木管楽器等の器楽曲や協奏曲等も数多く作曲しています。
ですから、きちんと音楽を総合的に勉強した専門家でない限り、彼らの作った曲の本質を理解したうえで解説するのは非常に難しいです。

まぁ本来、音楽なんて口で語るものではないですからね。(^^;
所詮、評論なんて頭でっかちなオッサンの戯言です。(笑)

なんだか、ベートーベンのことを考えていたら、のだめカンタービレを観返したくなってきましたよ、コレ。(^-^)/
今日は仕事をお休みして一日中DVD三昧やってみようかな?

 

それではまた!(^-^)/~~~